陶芸用電気窯つくりが家業!
父はいまでは永眠しているが、10年間は一緒に仕事をした。
その後40数年にわたり陶芸用、電気窯つくり一筋という根っからの窯職人。
父の時代をいれるともう130年になる。
創業1888年だ!
英語表記だと、Since 1888
いままでに500基以上作ってきたノウハウを結集!
お客様のさまざまなご要望にお応えします。
下見、相談、見積もり、製作、電気工事の相談、納入まで
最初から最後まで電気窯職人が責任をもって取り組みます。
パイロマックスと陶芸用電気窯を開発!
陶器、磁器などを焼く窯には赤松などの木材を燃やし、その炎で焼く穴窯・マキ窯・登り窯などがあります。
これらの窯は地面に直接作ります。
他には、ガス窯、石油窯などがあります。
これらの窯の最大の欠点はけむりが出てしまうことです。
そのために昔は、多くの陶芸の産地は、どこももくもくと煙であふれていました。
街中では問題の多い事でした。
その欠点を無くし、だれでも陶芸が身近に楽しめるよう開発されたのが輻射熱で焼く陶芸用電気窯です。
陶芸用電気窯は、全体を保持し形造っている鉄骨、温度を保ち熱空間をつくる耐火・保温レンガ(今は1000度C-1800度Cの高温に耐えられるレンガがあります)、 1300度という高熱を発生させる熱源のヒーターなどで出来上がっています。
熱源のヒーター線は色々なメーカーのものがありますが、私共はパイロマックスを使っています。
いまを遡る60年前に、父がメーカーに依頼されパイロマックスの試験を繰り返しました。
当時、父は京都にあった八重洲技研という会社と共同で新しい高温度に耐えるヒーターの開発に携わったのです。
第1次テスト 失敗 持ち帰り作り直し
第2次テスト 失敗 持ち帰り作り直し
第3次テスト 失敗 持ち帰り作り直し
第4次テスト 失敗 持ち帰り作り直し
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なんと2年を費やし、陶芸用電気窯に最適なパイロマックスヒーター線が完成!
これにより、パイロマックスが世の中に出たのです。
還元焼成ができる陶芸用電気窯が完成!
パイロマックスの開発に伴い、還元焼成が可能になる陶芸用電気窯にも着手。
他メーカーのヒーター線を使用して試験をしたところ、還元が出来ることを確認した。
その後、還元焼成にはパイロマックスのヒーター線が最適であることを確認した。
還元焼成のテストを繰り返し、構造体の素材、空間構造、すべてを洗い直し、還元焼成ができる陶芸用電気窯が完成した。
アフタフォローをすることがモットー!
初窯で思いのほかいい色に仕上がった とか、使いやすかったなど
お客様からのご感想が聞きたくてアフタフォローをすることをモットーにしています。
「嫁にいった娘にあいにいくようなもんです!」
ニューヨーク万国博覧会
資料を整理していたら、おやじが愛知県の依頼によりニューヨーク万国博覧会(1964年)に電気炉を出品しているのがわかった。
ニューヨーク世界博協力会から贈呈された写真集です。